中途採用に失敗した会社の話

生え抜きの社員が複数人退職し、中途採用に頼ったが、

面接のスキルや中途社員を遣うスキルがない中小企業の末路。

 

中途社員は基本的に下記をメインに見られている。

・技術スキルが高い

・面接対応力がある(能力が高いことをアピールできる)

まず技術スキルが高い点については、

逆を言うとその技術に固執していることが多い。

つまり幅広く対応することができないということだ。

我々の会社の場合、一人の受け持つ範囲が広いため

幅広く対応する能力や積極性がないと業務を推進することができない。

事実大手から流れてきた人は軒並み退職となった。

これは会社側の受け入れにも問題があるが、中途の面接官がうまく

マッチングできていない点があると考えている。

 

面接対応力については、口がうまいということだ。

大きい声で、堂々と、専門用語を時折混ぜて、それっぽいことを

それっぽく話すことができること。

これができる人は中途に限らずうまく立ち回っている。

実績があろうがなかろうが印象で評価する人は一定数(大多数?)はいる。

 

この2つが悪い方向に行ってしまった例が弊社である。

業務は担当者としてメインで業務を進める人は中途社員よりも若い社員で

雑務や解決困難な課題などが集中している。

実際に納期が決まっている業務に対してトラブルを頻発させて顧客を

怒らせてしまった。もう次の発注はないとまで言われている。

生え抜きの若い社員も後ろ向きになってしまい、業務効率は悪化しているし

退職したいという話まで出ている。

9月にまた中途の入社が決まった。50代のおっさんで転職回数も多い。

面接担当者によるとその人は”できる人”であるらしいが、まったくもって

信用ならない。

その人の名前を検索したらfacebookのページが出てきて写真もその人であった。

歴代の就業社名とその会社の悪口が書き連ねてあった。

そんなおっさんと仕事をしたいと思わない。

中小企業は人を見るスキルと人を使うスキル(マッチング)のレベルを上げていかないと

今後立ち行かなくなるだろう。